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はじめてのレイクトローリング① 銀山湖での心構え




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心構え編

難しく考えすぎない

湖のトラウトにはソルト兼用の方も多いかと思いますが、大半の方はバス、管理釣り場、渓流、または本流の釣りから入ってこられると思います。

本流の釣りを嗜んでいる方は湖の釣りの難しさの片鱗はお気づきだと思いますが、管理釣り場や渓流の釣りと湖の釣りは全く勝手が違います。

一言で言うと複雑な要因が混じりあうので非常に難しい釣りです。

それ故に湖のトラウト釣りはマニアが多く、釣りにとても詳しくて、色々考えている人も多いです。

刻々と変わる気象、湖象に臨機応変に対応し、作戦を練っていく。

しかし、釣り人皆がそういう複雑な釣りを得意とするわけではなく、あくまで息抜きの趣味として楽しみたい人もいるでしょう。

風だ、水温だ、サーモクラインだ、そこに数字だ、なんだでさらにその数字で四則演算だとかになってくると

『うわぁぁ、やめてくれぇ』

なってしまう『文系・アーティスト系』なあなた。

あなたはそういう小難しい釣りはやめた方がいいです。

そういう釣りは『理系』タイプのトローラに任せましょう。

難しく考えすぎて、苦行まがいのスタイルを自分に強いたら長続きしません。

一通り他のトローラーの真似をしたらあとは試行錯誤です。


『文系・アーティスト系』なあなたは


五感を大切にしたほうが楽しく釣りができます。

理論、データよりやっぱり感性❗ そういう方の場合は雰囲気や体感で引いてもいいと思うのです。

その場の雰囲気とか風とか天候を感じながら体感でデータを蓄積出来ます。

『こういう場面で釣れた』
『こんな日に釣れた』

というおぼろげな感覚でも自分の感性と記憶の”データベース”に刻まれていきます。

そういう蓄積が『こういう日はここをこういう風に引いた方がいいのでは?』という直感につながって行くと思うのです。

深く突き詰めて考え、計算しなくても点と点がいつか線で繋がる日が来る。

その日を焦らず待てばいいのです。

たびたび出くわすボーズの日も余興として楽しみながら。

結局のところ、下手の横好きでのんびりやれば良いのではないでしょうか?

全く釣れない日はそういう日だと思って船上クッキングや写真撮影に興じるのも手ですよ。
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写真を撮る

釣れた魚の写真もそうですが地形や山の写真を撮ることで後日復習もできます

スマホなどではGPSで釣れた場所も記録できますので後々役に立ってきます。

私の場合は魚の写真を整理していくうちに、時間データから朝マズメに全く釣れないことが統計的にハッキリと認識出来ました。

だからいつも大寝坊で出港です。

また、最近のスマホのカメラも侮れませんが、せっかくの風景&時間です。

余裕があれば一眼レフで銀山湖の魅力を最大限に引き出すのも楽しみのひとつです。

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初心者がやりがちな間違い



① 寝不足を押して無理して湖上に出る

朝マズメでどうにかしたいと言う気持ちは分かりますが当船の理論としては朝マズメは巷で言われるほど釣れません。

それを眠いのに無理して出るとその後の釣りにデメリットばかりを抱えて出航することになります。


とにかく眠いから面倒な根掛かりを恐れ、岸や際どいところを避けまくる。

これは坊主へのゴールデンレシピです。

眠気でどうにもならなくなる前に寝ましょう。

早朝から無理して出るくらいなら、たっぷり寝て9時出航したほうがはるかにいい結果が出ます。

特に風がなく凪だと朝マズメの効果は激減します。風が出て、気温が上がるまで寝て待ちましょう。

銀山湖は朝マズメの恩恵はほとんどありません。
というかむしろ釣れない。
これは過去に個人的に統計を取ってある程度結論は出ています。




だったらたっぷり寝てから湖上に出るべきです。
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② 苦し紛れの徘徊

釣れないときはあちこちの場所を試したくなりますが、状況が好転するよりむしろ迷走につながることが多い気がします。

例えば午前中はダムサイトや仕入れがダメだったから午後は違うところに行こうと考えがちです。

しかし、移動に至る強い根拠がない場合は元の場所に留まった方がいい結果につながるでしょう。

ここ釣れそうなのに釣れないな~と諦めモードに入っていても時合いが突然訪れることもあります。

同じ筋を色んな方向から攻めてみたり、タナを変えてみたり、ルアーを変えてみれば何をすべきか、何をしくじったか、などのヒントが見えてくることがあります。

あっちゃこっちゃ行って迷走しまくると結局何がどうダメだったか皆目見当がつかなくなり、次に繋がらなくなります。

*早期(5月)は天気が荒れることが多いので風に関してそれほど困ることはありません。

6月~8月は朝方はべた凪でも晴天の日は朝10時ころから昼過ぎに中の岐出合いから北の岐筋に風が吹き込んできます。その時間をじっくり待ち北の岐筋の風下の岸際を攻めた方がよい結果が出ると思います。(気温が下がり風が肌寒くなる4時過ぎは時合終了になるケースが多い)

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③ ルアーが落葉や枝を引っかけた疑いがあるのに放置

これ、時間のムダです。100%魚は釣れません。

わかっちゃいるけど巻き上げが面倒くさくて何も引っ掛かっていないことを祈念しながらラインを上げずに放置。

これは皆さんやりがちなので無闇に長くラインを出すのは止めましょう。

4色くらい出して手際よくひいた方が良い結果につながるはずです。

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④スイムチェックをせずにルアーを投入する

活きのいいサクラマスなら別ですがルアーがグルングルン回転してしまったら普通は釣れません。

最初に使うルアーは必ずスイムチェックで動きを確認して、魚探やスマホの速度計アプリでそのルアーがどんなスピードでどんな動きをするのかをチェックすることがとても大切です。

また、最初の頃は高速でも低速でもしっかり泳ぐルアー、つまりタスマニアンデビルを使うのが良いでしょう。

高速に対応できずぐるぐる回ってしまうルアーを使い結果として時間を無駄にするケースは多いと思われます。

サイトフィッシングではルアーを視認しながら調節できますがトローリングではそれが出来ません。最初は安全マージン込みのルアーを使うことをオススメします。



⑤自分が選んだルアーを信じきれずとっかえひっかえ

釣れないと不安になりルアーを取っ替え引っ替えしますがこれはオススメしません。

場所や棚を迷って迷走するのと同様にルアーの付け替えも迷走の原因になります。

根拠があって取り替えるのは試行錯誤ですが釣れずに焦って根拠なくルアーを変えるなら迷走です。

試行錯誤と迷走は大きく違います。


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⑥ 解禁時に駆けつける

解禁時は釣れるので間違いではありません。

でも、宿のSNSやホームページを派手な釣果で彩るエキスパートの裏でどれだけのヘタクソ達が泣きを見てるかご存知ないでしょう。

エキスパートがツ抜けしている裏でボーズとかも普通にいるのです。

ソースは自分。

ヘタクソのチャンピオンとして宣言します。

あなたが腕に余程の自信があるなら話は別ですが、並みの腕前なら解禁時~GWの釣圧を侮らない方がよいです。

5月半ば以降のゆっくり始動でOK!

⑦ 6月の釣り大会時にうっかり来てしまう

これも上の釣圧理論と同じです。

腕に自信があるエキスパートが大挙して押し寄せます。

5月の解禁状態です。


ボーズは無いかもしれませんが限りなく酸っぱい結果になるとおもいます。



終わり


あなたがボーズにならないように真剣に書いた力作です。

初心者同士としてとりあえずこのページを抜ける前に拍手お願いします。

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by ginzanko | 2017-12-30 01:07 | 銀山湖のレイクトローリング | Comments(0)