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魚野川のトラウトフィッシング 

魚野川へようこそ

新潟県の魚沼地方を流れる魚野川の魅力は首都圏から高速で2~3時間というアクセスの良さです。
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魚沼地方の街中、魚沼コシヒカリを育む田園の中を流れる本流で手軽に大型岩魚、ヤマメ、ニジマスが釣れることで魚野川は有名です。


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▲六日町~塩沢間の本流-出ればデカイ 


魚野川のシーズン

《3月》
3月の魚野川はまだ冬です。

特に支流は釣りどころの話ではありません。

本流は話題がてらに一発を狙いに来る時期です。

ボウズ上等と思っていれば落胆することも無いでしょう。

釣り以前に自然環境が厳しい時期です。

初めて来ていきなり釣果を見るのはかなり厳しいとお考えください。

マニア・エキスパート・ベテラン向けの時期です。


3月は

1. スノーシューが必要です。

2. 川原に降りる頃には汗だくなので着替えや速乾性のウェアが必要です。

3. 積雪で川原付近に駐車スペースがないので2輪をお持ちのかたは2輪での釣行をお勧めします。

4.基本的に魚が餌を追う時期ではないので活き餌持参がお勧めです。
ルアーは本流下流以外は絶望的に難しいシーズンです。



《4月》
土手の雪も消え、本流はいよいよシーズンになります。支流はまだ厳しい。

ただし雪代が入るまでの間です。

雪代が入る時間帯、陽気になると釣りは終わりです。

まず、雪解け水が川に流入すると水温が急激に低下するので魚の活性が落ちます。

エメラルドグリーンの流れになっているときは雪代が流れ込んでいるサインです。

メロンソーダにカルピスを混ぜたような感じになるとその流れは終日ゲームオーバーです。

何より水量が急激に増加するので物理的に疑似餌を流すことが難しくなります。

雪代が入らない日は日中(10時から15時)の方が良い気がします。

晴れの日は雪代が出るまでの一発勝負。

曇りの日は1日じっくり。

雨の日はあきらめましょう。

逆に雪代が治まった日はスーパーチャンスです。


《5月》
GWは雪解けが最高潮。爆流で釣りどころではありません。

もしかしたら、、、という淡い期待は抱かない方が良いと思います。

支流も状況はそれほど変わらないのでGWは関越自動車道の小出インターから車で40分の銀山湖をおすすめします。


GWの銀山湖は魚野川とは逆にベストシーズンだからです。

魚野川はGWが終わってからでも十分間に合います。

この爆流がおさまる5月半ばからが魚野川のピーク・シーズンです。
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魚野川が初めての方にはこのシーズン(5月中旬~6月中旬)をおすすめしたい。

釣果に色気を持てる時期です。
本流、支流どこでも釣れます。
支流に入ってボーズはまずないです。

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《6月》
本流上流は中旬までは盛期です。支流はますます盛んになります。

本流の下流域ではイワナは消え、ヤマメとスーパーレインボーのシーズンが訪れます。

6月後半になると本流のルアーはいよいよ厳しくなり、本流はフライの季節になります。

支流はフライがシーズン突入です。

梅雨に入ってからまとまった雨で増水したら支流に入って一番最初の堰堤下がホットスポットです。


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▲湯沢付近の本流


《7月~9月》
もっぱら渓流の季節になりますが、源流なら8月昼間のドピーカンでも行けます。

魚沼漁協管轄の清津川は7月からいよいよ最盛期を迎えます。


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魚野川には年間を通して通いたい

魚野川は年券がお勧めです。
日券は2000円を越えます。コスパで見ると見合わない。
じっくり通って夢を追う為には年券が望ましい。

探る流域も関越トンネル出口から堀之内まで50kmと本流だけでも広大です

一日、二日で結果を出そうというのは少し無理があります


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本流釣りに支流の釣りを組み合わせて数を出す中でサイズを狙うのが魚野川の釣りです。

休みの遣り繰りが難しい方は

魚野川は地元や関東圏の方が年間を通して通いこんで釣果を見るタイプの川です。

休日のやりくりが難しい、魚沼にはせいぜい年数回しか来ることができない・・・・でも大物を・・・という方には銀山湖or大鳥ダムがお勧めです。


銀山は湖の釣りですので渓流釣りのように数は出ません。簡単でもありません。

しかし、50~60cmオーバーのイワナに出会える可能性はやはり銀山のほうがはるかに高い。

大鳥は銀山湖の下流にある秘境の渓流です。2011年には75cmのイワナが釣れています。

渓流の釣り、本流の釣り、湖の釣り。

魚沼ではどの釣りも車で1時間程度の範囲に収まっています。

銀山&大鳥は関越道・小出インターから車で一時間で訪れることが出来るので一度は見学に訪れてみてください。

釣り吉三平の世界があなたを待っています。

釣り宿で情報を仕入れる

私は銀山湖に行くときは毎回のように釣り宿に泊まりますが、魚野川においても釣り宿の情報力は侮れません。

何年も通っていて全く気づかないような㊙ポイントをまさにピンポイントで教えてもらえます。

また、コアな釣り人が集まるのでテクニックや有望な流域に関する情報交換も出来ます。私も数々の釣り技を伝授して頂きました。

魚野川に通い初めて少なくとも最初の二、三回は釣り宿で情報を仕入れた方がいいでしょう。

ネットで情報を仕入れたところで情報量や新鮮さに限界がありますし、釣り宿は釣行の作戦を立てる上で非常に助けになります。

特に3月~5月の魚野川の本流釣りが初めての方は魚野川を熟知している方と釣行するか、釣り宿を利用することを強く推奨します。

この時期はポイント選びが非常に難しいので地図とにらめっこしながらポイントと入渓点を探してウロウロしているうちに一日が終わってしまいます。





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▲銀山湖

魚野川での使用タックル

魚野川は40、50オーバーのレインボーや雪代に育まれた特大イワナを狙う川です。

管釣りや渓流で使うようなチンケなペナペナロッドはここでは洋梨です。

ベビーなルアーを向こう岸までぶん投げて、底を引き倒してナンボの川なのです。

また、魚野川に来られる方なら抜かりはないと思いますが魚野川は非常に押しが強い川です。

大きな魚は一定の条件が揃わない限り、底やストラクチャーから大きく浮いてしまったルアーには喰らいつかないのは皆様もご存知の通りです。

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ロッドはしっかりした本流ロッド、ルアーはガッチリと底が取れるルアーが良いでしょう。

特に忠さんスプーンの8グラムはまさに魚野川本流釣りを意識して作られたルアーです。

ぜひお試しください。

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 ▲大鳥の75cmイワナ(奥) & 50cm(手前)
       


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 ▲銀山平-銀山湖に流れ込む北の又川
9月になると50~60cmクラスのイワナ・サクラが釣れることも



①魚野川は豪雪地帯を流れる川ですので雪どけ水が釣りのシーズンを大きく左右します。

②魚野川は大物が狙えますが関東の成魚放流メインの川と比べるとかなりシビアです。日券は高いので年券を強力にお勧めします。

③出来ればポイントや傾向を知るために釣り宿の利用をお勧めします。

④魚野川は押しが強い。ロッドはしっかりした本流ロッド、ルアーはしっかりと底が取れるルアーが必須です。

魚野川は清津川や大鳥ダム、銀山湖とのコンビネーションの中でパワーを発揮します。

これだけで3月の解禁から9月の禁漁まで中だるみすることなく目一杯釣れます。

できることなら魚野川と銀山の年券を買ってしばらく通ってみてください。

今までのトラウト釣りとは全く違う世界が見えてくるはずです。



今後皆様により良い情報を提供するためにどうぞアンケートにご協力ください。どうぞお願いします。


ご協力ありがとうございました。

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Commented at 2018-03-04 14:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ginzanko at 2018-03-04 16:55
お役に立てて嬉しいです。
北に比べてしまうとスケールや釣果が随分落ちると思いますが、川なら魚野川または大鳥、湖なら銀山とそれなりに楽しめると思います。
by ginzanko | 2018-03-01 20:18 | 銀山湖 魚野川釣りガイド | Comments(2)