7/21

トンネルをくぐり抜けて橋を渡ると山の向こうから真夏の陽射しが窓から飛び込んでくる。

陽射しを左手で遮りながら目を凝らして辺りを見回すと長かった冬の残滓はすべて消え去り初夏の気配が銀山に訪れていた。

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07:00
出港。

北の又インレットには前々日の大雨で濁流が雪崩れ込んだはず。

今日はこの前の雨の濁りでいまだかつてない大漁に・・と期待していたのだが湖は予想よりはるかにクリアだった。

とりあえずお約束の流れ込みでキャスティングで弾幕を張る。

するとワラワラとトラウトのチェイスが


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今日はある。ただしサイズが・・


稚魚サイズのヤマメが自分と同じサイズのスプーンをめがけて船縁まで追ってくる。

ヤマメは河川での縄張り争いに負けた個体(ほとんどメス)が降海すると聞いたがこんな小さな稚魚のうちに湖に降ってくるものなのだろうか?

ヤマメ(サクラ)の世界も世知辛いのお・・・


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前回、今回の大雨で大量の土砂が流れ込んだのだろうか?

インレットがかなり埋め立てられた印象。


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そして何も起きないまま朝霧が晴れていく。

真夏の太陽が日向倉山の向こうから顔を出し、ジリジリと肌を焦がしにくる。

やがて陽が湖に差し込み湖中がばっちり丸見えの状態になった。

マズメはあっけなく終わった。

キャスティングはお仕舞いにして沖に向かう。

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最近は北の又の調子が良いらしい。


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山々の残雪はすっかり消えていた。

銀山の夏の使者であるアカ牛アブがことあるごとに船の周りを旋回するので気が気ではない。

このアブはパッと見はスズメバチと見分けがつかないのでウロチョロとされると心臓に良くないのだ。

10:00
チョッと暑すぎて苦しいので昼まで寝ることにする。

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白銀の湯につかった後に昼まで仮眠。

13:30
さあ、待ちに待った昼マズメタイム・・・・だけど

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ちょっとキツいね。これは。
暑すぎる。

もう少し風があれば釣れそうだけど。

この前の雨のせいか時期のわりにゴミが多く、怪しい場所を通すと毎回のように木がかり、または葉っぱをひっかける。


水温を計るのを忘れていたことを思い出し、測定する。

24度。

表層5メートル位までは水温20度を越しているかもしれない。

浅い層でヒットがあると聞いて2色~3色で引いてみたけど浅すぎるのかな?

ちなみに今回は当船で初登場SUFIX 832 ADVANCED レッドコアラインを投入。

普通のレッドコアが通常より一色あたり150cm沈むところ、このレッドコアは一色あたり240cm沈むとの謳い文句に惹かれてアメリカより取り寄せた。

確かにこの水位なら普段は5色で根掛かりするかどうか・・・という場所で3色で根がかった。

謳い文句に嘘はないみたい。

このレッドコアを使えば2色、3色とは言えども実際は普通のレッドコアの3色~5色を引いているはずなのだ。



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北の又筋をひたすら逝ったり来たり。

この時期の銀山は個性で溢れている。

爆発的な暑さに誘われたのか途中で裸族のトローラーとすれ違った。


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陽が落ちてきても状況は変わらず。

日中はダメで朝マズメ&日没間際(7時過ぎ)にアタリが集中しているというのでギリギリまで頑張ってみる。

19:20
結局、こんな時間まで頑張った。

完敗。しかし、苦々しい敗けではない。

最後まで灼熱&ノーピクの死闘を戦い抜いた充実感溢れる敗けだった。



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それはそうと、途中すれ違った裸族のトローラーが日没になるまで桟橋に戻ってくる様子がなかった。

トラブルで遭難か?と思ったけど裸族さんは悠然とマズメを楽しんだ後、完全に陽が落ちてから帰港したらしい。

いくらGPSや経験があるとはいえ満月でもなければ漆黒の暗闇って相当怖いはず。

勇気があるなあ。

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前回に引き続き清々しいまでの坊主っぷりが心地よい。

アブ・アンバサダーが何機も詰まったリュックがグッと肩に食い込む。

それでも桟橋から坂を上る歩調は軽やかだ。

ただ、ひとつ心苦しいことがある。

この日は、というか以前の数日間は雨の恵みもありボウズらしいボウズはいない、それなりの釣果な日々が続いていたらしく私がその連勝記録を見事にストップさせるという不名誉をやらかしてしまった。


釣りというのは本来は

自分が他人と比べて釣れている、釣れていないという相対的な比較ではなく

いつもの湖との対峙する自分は今日はどうなのか?という絶対的比較で語らなければならないものだ。


銀山に他の釣り人とコンペをしに来ているわけではない。

だけど、あえて『釣れている他船』と『釣れていない当船』を比較した場合、思うのだが・・・たぶん、当船は根本的に何かを間違ってやっている。

間違っているというより何か特徴的に変なことをやっているのだと思う。
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だから、他船が釣れているときは当船がオデコ、逆に当船がまさかの大漁・・というときは他船がまるでダメという珍現象が起きるのだと思う。

それでも最近の、特に今回の釣行あたりから、ふと肩の荷が降りた感がある。

実際、当船が『何を間違ってやっているのか?』と言うことにはそれほど興味が無くなってきた。

わかったところで当船には向かないスタイルかもしれないし、たぶん、当船が技術的にも気性的にも真似できないスタイルなのだと思う。

釣りには釣り人の数だけ楽しみかたがある。

ボウズから学ぶことは何もないが、ボウズもまた悪くないと思えるようになったところに”Ginzan way of fishing"を体得しつつあるのかな・・・と思えた一日であった。




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by ginzanko | 2017-07-25 10:48 | 銀山湖&魚野川釣行記 2017 | Comments(2)

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6月になると銀山湖解禁のお祭り騒ぎが急速に終息を迎え、釣果も雰囲気も落ち着いたものになる。
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そして6月の週明けの銀山湖。

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平日とは言え予想以上にガーラガラのスッカスカ。

1ヶ月前の喧騒が嘘のよう。

気持ちはわかるけどみんなシビアだなあ。


0800 ダムサイトに浮かぶ


ダムサイトで見えるライバル・・・いや僚船はたったの2艘。


予報は一日を通して曇り。
風力2。
表層14℃。


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開始早々、ダムサイト左岸沿いのゴミの下を通すとお約束の枝ゲット。

エンジンをアイドルしたまま枝を回収してると船の脇でピチャピチャと音がするので目をやるとワカサギがゴミの下から飛び出して来る。

その直後から50はあろうかと言う大イワナが突如水面を割り、背鰭で水を切りながら猛然とワカサギを追いかけ回す。

この光景に本日の高活性を確信。

俄然やる気が盛り上がってくる。

これから気温もグングンあがり最高のコンディションで・・


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というわけには行かなかった。

あっという間に銀山上空に厚い雲がかかり、空模様が怪しくなってくる。

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0900 雨が降り始める

あれ?予報では・・雨は予定にないはず。

雨曇レーダーでも現在、銀山上空には雨曇ひとつないことになってるんすけど?

やがて雨脚が強くなり、首筋を伝う雨水がシャツに染み込み始める。

雨の銀山は釣れないんだよなあ~。

この時期は特に。

逆に雨が晴れて気圧も気温もグングン上がる局面は個人的には大好物。

人間の活性も上がらないと良い釣りはできない。

1100 一旦雨宿りのために桟橋へ帰還

ほどなくして、桟橋にもう一艘の船が戻ってくる。

恒例の『どうですか?釣れ鱒たか?』トークが向こうの船から始まる。

『いえ、もちろん釣れてません。そちらは?』

その船は魚探船らしく、当船にとても有用な、しかし衝撃の事実を伝える。

『ボチボチですね。だけど、魚がいるのは30メートルラインですよ。フハハw』

何いっ?30メートル?!

・・・・・

それはチョッと・・厳しくないですか?


『そう、だから船を止めて仕掛けを30mまで沈めてから、浮き上がらせるしかないんですよね』

その手は、うちは魚探ないんでやってもあんま意味ないんです。

魚がどこにいるかもわからんのにむやみに船を止めていたら日が暮れてしまうし。

その情報を有り難く頂戴して、一旦上がる。


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ダムサイトの電力館に向かい、気になっていたダム・発電放水に関する質問を二つ、三つ解決してくる。

疑問が解消したところで即釣果に結び付くわけではないが、モヤモヤしていた疑問が選択肢から消えたのはそれなりの収穫だったと思う。

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1250 さて、午後の部。

午前中の岸際のボイル。
そして魚探船の水深30m情報。

両極端のどっちをとるか?

当船は激浅を選択した。

雨と風の銀山へ怒りの1色&2色。
ええ、無茶なのはわかっています。
でも、試したいんです。
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そしてルアーは当船の最後の切り札であるドジャー&ミニ角。

個人的にはこれでダメなら何をやってもダメだと思っている。

やる気のあるやつは表層まで上がって来なさい!
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しかし・・・

ダムサイト、白板、仕入れ、ワンド・・・どこの鱒も上がって来ない。

風雨は勢いを増し、防水ウェアの中に容赦なく染み込んでくる。


気が付けばダムサイトを当船と一緒に二人占めにしていた僚船もいつの間にか視界から消え、湖面は風雨で陰鬱なドス黒い色に変色していた。

さすがにこの広大な銀山本流でソロは寂しい。

寂しいし、寒い。
寒気がヤヴァイ。


1500 ドクターストップ

寒さ&疲労度MAXに達する前に撤収しないとアウトドアはヤヴァイ。

凍んでしまう。

このまま命を賭して続行しても事態の好転も望めそうもないので撤収。

前回ちょっと釣れたからって調子に乗ったらもうこのザマ・・・
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銀山平に白銀の湯がなければあのまま凍死していたと思う。


時間:8:00~15:00
タナ:1~4色 3㎞ph
場所:ダムサイト
水温:14℃(表層)

釣果:皆無

Fishing is a sport of patience and physical intensity.
釣りは我慢と強靭さを試されるスポーツである。


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by ginzanko | 2017-06-15 09:07 | 銀山湖&魚野川釣行記 2017 | Comments(2)


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今日のテーマはダムサイト&仕入
北の又編に続く地域密着シリーズ。
今回はダムサイト&仕入。

以前、銀山が解禁フィーバーに沸く中で自分だけ全く釣れず
に桟橋に帰ってきたことがある。

その時に大将に言われた言葉が以来ずっと脳裏にある。


『釣れる時間にどこにいるか・・・その場所を見つけてそこで
我慢するのも手のひとつだね』

ともすれば融通が利かないように見えるこの地域密着型トロールの
思想的出発点はここにある。

銀山湖は広大だ。

風だ、湖流だ、あっちが釣れる、こっちが釣れる、なんだかんだに惑わされて
ポイント選択を迷いだすと止まらなくなる。

ベテランが状況に応じて臨機応変に対応するのは得策。

しかし、下手くそが釣れないからと訳もわからずあちこち徘徊すると迷走を招くだけ。


そこであえてポイントを限定するなかで腰をすえて次の手を考えなさい・・・
というのが『地域密着型トロール』の教えなのだ。

居着きがダメなら回遊待ちもできる。でも自分がウロウロしていたら
回遊待ちも出来ない。

地域を限定すれば一日を通して変化する湖の様子も把握できる。

景色が単調で飽きるが実は良いことだらけなのだ。
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06:00 修行スタート
ちょっと色気をもって両舷デビルの2&3色スタート。

岸はそれなりに意識するが岸ギリは後にとっておく。

引いて10分もしないうちに・・・釣れる。
左右ともにバンバン釣れる。


ゴミが・・・・釣れまくる。
ゴミの下を通すと確実にロッドのスイングが止まる。

ゴミ収集に2時間ほど費やしたところでワカ詐欺の動向を探るべく仕入に進入する。

キャスティング・ロッドに持ち替える。
流れ込みや岬回りでワカサギを探す。

ワカサギは全く視認できない。

だが、流れ込みへのキャストが決まると毎回のように大イワナのチェイスや
時として力強いアタリが・・・・・
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あるはずもなく・・・次々とルアーが沈み木に奪い取られていく。



沈黙の湖

その後は再びダムサイトを引くが何の反応もない。

ぐるぐるともう何周しただろうか?
釣れるのはゴミばかり。

天気予報で10時から吹き始めるはずの風力3~4の神風も結局は吹かず。

凪のなかで淡々と時間が過ぎていく。


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13:00 昼寝&昼飯を終え再開
午後になりそれまで使っていたデビルを両方引っぺがし代わりに
ドジャー&ミニアワビ、もう片方はドジャー&角を装填する。

両方ともルアーを大幅にサイズダウンした。

管理釣り場でも渋いときはマイクロスプーンと相場が決まっている。

それにこれからは自分の大好物である『昼マズメ』である。

これでダメなら今日はおとなしく諦めるしかない。


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ダムサイトから岸沿いに進み仕掛けを下していく。 
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すると・・・・・・


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すぐにヒット。ロッドが小刻みに震えながらグイグイと引き込まれる
正真正銘のトラウトのアタリ。50はないけどまあまあいった。

サクラだからもう一度同じポイントでクルッとUターンしても


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またまたヒット。あれ?イワナけ?これは35㎝くらい。

朝はこの場所は全然ダメだった。

もしかしてこれは待ちに待った時合か?

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もう一度同じコースを逆から引いたら

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またまたヒット。これは50行った?

『釣れる時間にどこにいるか・・・その場所を見つけて我慢するのも手のひとつだね』

その場所を知力と忍耐力で探り当てた俺様の勝利じゃ!

見たか?ギンザンコ!

そんじゃ今度はビデオを用意してさっきから当たり続ける岸側ロッドの
ヒットシーンを撮影しようとしたら
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反対側のロッドにヒット・・・けどサイズが一気にダウン。

そしてもう一度同じコースを引いても

ヒット・・・だけど雑になってしまいバラしてしまう。

まあ、いいか。小さめのイワナだったし。

やっぱドジャーを使うとドジャーが水面割る時が鬼門だわね。

いい加減に処理するとすぐバレる。

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15:00 時合終わり。今日は早退させていただきます

15:00を回ったあたりで忽然と時合終了。

時合が終わったら上がろうと思っていたので今日は終了する。

釣果不良で早退はやるせない気持ちになるけど大漁につき早退は気持ちいいですね。

二時間弱で五匹。
自画自賛ですがこれは銀山では上出来ではないでしょうか?

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これで釣れないからとあちこち徘徊していたら多分貧果に終わったと思う。

ダムサイト以外はそれほど釣れていない様子だったから。

これで時合に頼らずコンスタントにアタリを出せるようになれれば・・・・
ブレークしそうな予感。


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時間:6:00~15:30
タナ:3&4色 3㎞ph
場所:ダムサイト
水温:14℃(表層)

釣果:イワナ45㎝くらい(白板)
   サクラ40㎝くらい(白板)
   イワナ35㎝くらい(白板)
   イワナ25㎝くらい X2 (白板) 





Fishing is what you make of it.
釣果はあなた次第。




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by ginzanko | 2017-05-31 10:32 | 銀山湖&魚野川釣行記 2017 | Comments(2)

魚野川 トラウト 5月26日

平日の銀山へ1泊2日の空き巣釣行を企てたら毎度のごとく雨予報。

最近どうも噛み合ってない。

雨の銀山は心身ともに壊滅的なダメージを喰らうので一日目は大事をとって魚野川へ。

途中で温泉やら昼寝やらしていたら湯沢に到着したのは午後4時。

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時間的に支流に入るか、本流を下るかのニ択なので、増水の具合を見て下流へ。

雨が降っていた割には水量&色ともいい感じ。


時間的に六日町より下流はキツいかな?

橋から流れを物色しながら塩沢で適当な橋を見繕い入渓。

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最高の水量だったけどやっぱりこの時期これだけアクセスがいい場所だと相当攻められているのは間違いない。

スプーンを落ち込みから瀬の中にリーリングせずに泳がせる


10投ほどして下ろうとすると竿先に違和感・・
ルアーが糸に絡まった?


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ヤマメだった。
魚野川ちゃんと魚いるのね。

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さらにずーっと下っていくと2011年の大水前は一級ポイントだった場所に行き当たる。

当時はここはトロ場だったがすっかり埋まってしまった模様。

テトラ上からスプーンを放り込むとテトラ下から大きい魚影が急浮上してあわや・・・というのも今となっては昔話。


戻る途中に橋げたの上で様子を見ていたジモティー・ジェントルメンから恒例の『釣れたけ?』トーク。

期待に応えるべく頭の上で大きなバッテンを作ると私の答えに満足したように

『だろ?ここで釣ってる人に聞いてもみんな手でバッテンだ。釣れねえっていうより魚がいねえな』

正直、昔から魚野川が『釣れる川』であったためしはない。

けれど2011年の大水で大きく貯魚量を減らした感はある。

魚野川は釣れなくなったと言う認識が広まるのはあまり良くない。
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釣れないという評判が広まると釣り人が減る。

魚野川には河川工事もそうだけどカワウと言う問題もある。

釣り人は金を払ってまでカカシ役を引き受けてくれるありがたい人である。


釣り人を絶やさないためにも今後も漁協にニジマスの放流は継続的にドバドバお願いしたい。

来年も年券買っちゃいますから。

支流にイワナ・ヤマメの再生産を任せて、本流は越冬の大イワナとスーパーレインボー。

夢があると思うんだけどな。


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by ginzanko | 2017-05-28 21:39 | 銀山湖&魚野川釣行記 2017 | Comments(0)

朝起きると・・・窓の外はやっぱり雨。
北の又には流れ出た氷河があちこにに・・

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前日の渋さから期待値は限りなく低くなっていたのでやっぱりな・・と言う感じで淡々と時間が過ぎていく。

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中ノ又に到達。
凄い数のボートに出くわす。

この船の数で本流以遠がどうなっているか想像に難しくないので今日は本流へは行かないことにする。

これはヤバい。直撃されたら死亡確定↓
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そして送電線下を引いているときにやっぱり起きた。

ズドどーんという轟音とともに目の前のワンドで雪崩。
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丁寧に流すが『感』が全く無い。
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雨と風に耐えられず10時にいったん上がり白銀の湯へ。昼前に再び出航。
昼時に一瞬、湖が空くハズ。

空き巣戦法です。

湖を流れるルアーが少しでも減る時間を狙い打ち。

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午前中はそれほど混んでいなかった北の又筋だったが・・午後からキャスティング船とトロ船が続々と流れ込んでくる。

本流はそういう状態なんですね。
わかります。


この時点でありとあらゆるルアーを試しつくす。

デビル、角、夜光貝、ジョイントラパラF13、果てはドジャーを使ってマラブーまで・・・・

タナも4&6色まで試すがやがて全て無意味だと気が付く。

これはルアーの種類やタナの問題ではない。

これはワカサギにへばりつくトラウト達へのルアーのプレゼンテーションの問題なのだ。

ただ引いているだけではダメ。

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1時を過ぎたあたりで風が止み、一瞬暖かい瞬間が訪れる。

この風が止んだ瞬間にふと、去年の今頃の時期に桟橋で会ったトローラーを思い出す。

『もう、本当に岸際ギリギリですよ。ロッドを折らないようにね・・・ニカッww』の彼である。

それまでもそれまで岸際を引いていなかったわけではない。

しかし、自分の岸際はまだまだ甘いのだ。


彼の言う『岸際』というのは本当に岸際ギリギリなのだ。

そしてこの『岸際ギリギリ手法』には条件がある。

それは私が多少試行錯誤して自分用にカスタマイズさせて頂いている。

① 風下の(もしくは風が吹いていた)岸際、本当に岸際ギリギリ

②風が止んで陽が射しこむ岸は尚可

③タスマニアンデビル使用

④アクセルを吹かしながら緩急つけて走り抜ける

イメージとしては逃げ惑うワカサギをトラウトの頭上で演出する感じ?

該当する場所は皆さんおなじみのこの場所。
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もうニアミスと言うレベルまで接岸する。

風に煽られたり、バンドル操作誤ったら岸に激突。ガチでロッドがボキッと言うレベル。

2&3色出したまま岸際へ特攻する。
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チンタラ引くと確実に根掛かりするのでブンブン言わせながら時速6~8㎞前後で走り抜ける。

進路上にあった流木が実は水没しかかった立木と判明、寸前で回避。

その回避のハンドルワークとスピードがよかったらしくルアーが立木をかすったあたりでロッドがビクーン。

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やっとですよ、やっと。

サクラというよりスモルト化途上のヤマメ。

余談だが・・まさにポイントの上をポイントをつぶすようにエンジンを吹かして釣れてしまうんだから巷でよく言われる

『エンジン音で魚がスプークして釣れなくなる』

というのは個人的にはダウトだと思うんです。

まあそれはいいとして・・後続のトロ船に一旦場所を譲り、再びチャレンジするもやっぱり・・根掛かりww

根掛かり処理で場所を占拠してしまい、ちょっとご迷惑な感じなのでその場を離脱。

まあ、そんな引き方をするくらいなら素直にキャスティングすれば?と自分で思わないでもない。

この手法を続行するには少し疲れすぎだったので北の又ゆっくりクルーズを4時まで楽しみ納竿。


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まあ、毎年言っている気がしますが・・・この時期は個人的には釣れませんわ。

個人的な技量&スタイルがこの時期の湖のコンディションとうまく嚙み合っていない感じ。

良く言うと縁がない。
悪く言うと・・・言いたくないけど下手くそ。

2年前にこんな記事も書いてました・・よくわかってんじゃん自分。




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個人的に分析すると:

①5月は釣り人の期待がデカすぎる。だから銀山通常運転でも渋く感じる。

②5月は釣れそうに見えてやはり敷居が高い。

なぜか?それは5月は風、天候の急変、水位変動、ワカサギなど目まぐるしく変化する要因が多すぎる。

そこで、処理キャパの少ない下手くそはオーバーフローを起こしてしまう。

それに加えて人が大杉。

③6月になると人が減る。これは大きい。

さらに、サーモクラインが形成されると、タナ固定のオート・パイロットで引ける。

あとは引く場所、引くスピードに専念できるので処理しなければならないデータが減る。

だから下手くそにとってやり易い環境になる。

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結論は完敗です。今年も完敗。

解禁後というメリットをまるで感じない結果となった。

初日にチビ一匹。二日目にチビ一匹。

それも死に物狂いでこの惨状。

なんとも中途半端な結果となってしまった。

やっぱり銀山マンたるもの敗れる時は完全ボーズであってこそ美しい。


【メモ】

①引いた場所
一日目:北の又~中の又、神社~放水口~片貝~北の又
二日目:北の又&中の又

②タナ
ほとんど2&3固定。4&6にしたことも。

③ルアー
色々試したが結局釣れたのは二匹ともタスマニアンデビル。

④速度
3㎞ph固定。速引きの時だけ6~8kmph。

釣れない・・ながらもブツクサ考えながら釣るのはなんだかんだ言って楽しい。


Fishing is a celebration.
皆さんも良い釣りを。


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by ginzanko | 2017-05-16 22:32 | 銀山湖&魚野川釣行記 2017 | Comments(4)

この時期の銀山湖・・・・

岩手、山形、福島、つくば、八王子、所沢、練馬、横浜・・・そして西は尾張小牧、広島、京都まで各地から終結したナンバーの数々。

毎年思うのだが

『ギンザンコ』

のネームバリューはそれだけの威力がある。


船着場は遊覧船ワンドまで来ていた。例年この時期は満水だけどペースが遅い感じ?

桟橋付近は水温5度。
前日流れ込んだ雪代で北の又はかなり奥まで濁りが残る。
北の又の濁りが消えたあたりで水温は7度だった。
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2&3色で北の又途中から引き始める。

最初の2時間くらいは余裕をかますがやがて異変に気づく。

『ボート解禁から2週間、ちょっとアタリが無さすぎないか?』

沖は気配皆無。

岸に寄るがあまりに何もないので岸にビッシリ寄る。

それでもダメ。
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前日は暴風が吹いていたと聞いた。

キャスティンガーたちもワカサギの浮きを探して彷徨している様子。

つうことは?

つうことです。

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北の又~中ノ又出合グルグル~神社脇ワンドあたりで午前10時回る。

朝の霧は完全に消え、太陽が顔を出し、陽気が気持ちいい。気温もどんどん上昇。

これは個人的には普段なら完全な勝利パターン。
なのに全然ダメ。


本流に到達。
キャスティング船が多いがあちこちのトロ船を観察。
『この動きは皆あまり釣れてないな』

①テーマ性を持たない引き方をしているトロ船が多いときはあまりよくない。

キャスティンガーたちが忙しく行き交うときもあまりよろしくない

釣れている時は湖上に落ち着きと秩序がある。
今日は湖上はカオス気味。

ここでようやく気づく。
『今日は普通のやり方ではダメだ』
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ここはダムサイト手前の左岸か仕入に行くところだが、魔が差して放水口へ。

思い付いたように放水口のワンド内に突進。

ワンドの左奥にガッツリ船首を突っ込んだ後に右折。

放水口を横目に見ながら再び湾外に離脱しようと舵を切った時だった。
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待望のアタリ。

湖面まで引き寄せ水面下にローリングする尺あたりのサクラが見えた瞬間にバレた。

再度同じコースを試すが二匹目の魚はなかった。

もう一度・・と思っているうちにキャスティング船が湾内に集結してきたので片貝へ。


キャスティング船がしばらく滞留した場所はワカサギを視認した場所だろう。

キャスティング船が退散したポイントに入り込みレッドコアを打ち付ける『居抜き戦法』に出るがそうは簡単に問屋は卸さない。

しかし、この戦法はワンド内だと操船疲れるし、めちゃめちゃ根掛かりするのでとても疲労度が高い。

本当はレッドコアを上げて、ワンド奥まで進み、そこでレッドコアを落としてからワンド外に離脱するのがベストなのだろうがレッドを毎回上げるのはちょっと面倒なのだ。

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そうこうしているうちに昼が来る。

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今日は平日。

決して悪い条件には思えない。
明日は土曜。
船がドッと増えるだろうし、一日雨予報。

もう、悪い予感しかしない。
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そして、予感した通りまったく解決の糸口が見つからないまま、一日目を終えた。



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by ginzanko | 2017-05-14 10:13 | 銀山湖&魚野川釣行記 2017 | Comments(0)

4月29日

銀山も魚野川も年券買ってたけど雪もあるし、水も多いしで結局GWまでずれ込んでしまった。

水量的には最悪を覚悟しての釣行となった。

まずは湯沢の野口裏。
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川がフルモデルチェンジ。

手前の流れを潰して向こう側の本流に流れをまとめただけ。

治水に詳しいわけではないが何のための河川工事かさっぱり検討がつかない。

釣り人のエゴかもしれないがもう少し人のため、魚のためになる公共事業のあり方はないものか?


雨が強く降り始めたので一旦撤収。状況把握を兼ねて下流へ。

六日町到着

雨のせいで凄い水量。
ここで雷雨に変わり手も足も出ず。

旭橋下流。
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居そうな場所は何ヵ所もあるけど毎回お留守。

2011年大水以降は川の構造が変わった。旭橋付近には魚がいなくなったと思う。

いや、いるのかもしれないが釣れない魚は釣り人にとっては居ないに等しい。


さらに小出まで行くも雷雨が本格化。釣りどころではなくなる。

銀山のほうでもビカビカ光っている。


雨が止むのを待っていてもしようがないのでお天気アプリをチェック。

雨雲がかかっていない塩沢方面に向かう。


塩沢地区のかつての名ポイント『日通裏』

ポイントがフルモデルチェンジを経て全く食指が伸びなくなった。
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奥に良さげな落ち込みがあり一瞬足が向かい始める。

その瞬間に落ち込みから川鵜が顔を出して飛び立っていく。

河川改修だけではない。
川鵜もまた魚野川不調説の一因。

あの勢いで食いつくされたら、ただでさえ少ないヤマメや虹鱒なんて根こそぎ瞬殺でしょう。

渓流釣りは言うに及ばず本流釣りでもポイントは熟知せずとも川の付近の大石やテトラに鳥の糞があれば鉄板のポイントと言える。

『おお、良いね。ここ、いそうだね』という淵や落ちこみ付近には必ずと言っていいほど魚食鳥の糞がある。

川鵜等の脅威が顕著になればなるほどイワナはテトラ最深部の底にへばりつき、スーパーレインボーは太く、深く、荒い流れの流芯の底に鎮座するようになる。

こうなると擬似餌ではお手上げである。
今後は本流餌師の釣果に期待したい。


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最後の頼みの綱、水量に影響を受けない湯沢のGALA湖に来てみるもアタリなし。

以前は鯉やウグイを始め、イワナや虹鱒の越冬個体がたむろっていた。

ここも流れが変わってからいまいち。
相当浅くなった?


左手の用水路の落ち込みは上流からの生活排水の温水が流れ込むのでこの時期は魚がいることが多い。

ここもお留守。
あまりのドブ臭さに閉口する。

今日はここでおしまい。


4月30日

朝5:00に目が覚めるがすごく寒い。
布団から出る気が起きず結局6:30に出る。



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大源太湖。堰堤の補修だという話だが浚渫もしたらいかがだろうか?

浚渫しないならこのまま足場を残していっそのこと漁協を絡めて管理釣り場にすれば結構いけるんじゃね?

と勝手な妄想しながらインレット側に向かう。

上流のレストラン付近にはすでに先行者あり。
大源太下流へ。

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さすがGW。要所要所には釣り人がいる。
このポイントは期待したが空振り。
もう少し暖かくなればいいかも。


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塩沢まで下る。

水量的にもう二段階ほど落ち着いてほしい。爆流ではないが流れが強すぎる。

いい場所があってもルアーが浮いてしまいどうにもならない。

魚影、アタリともなし。


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今度は一気に山を登り清津川へ向かう。
写真はかぐら三俣の東電取水堰。
国道17号を三国峠に向かうと三俣のスキー場あたりの右手に見えてくる堰だ。
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この辺一帯は『清津川ダム』として水没する運命にあった。1966年にダム計画の話が持ち上がる。

しかし、地元でも反対も多かったこのダムの建設は2000年代の初頭に頓挫することになる。

ここで取水された水は山を越え発電に使われた後に湯沢Gala湖、つまり別の河川である魚野川に放水される。
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このときに清津川から落ちたエゾイワナ系の『三俣の大イワナ』が山を越え、発電タービンのシュレッダーを生き延び、たどり着いた湯沢Gala湖で釣れたりする。

このため地元では在来のニッコウイワナと区別して『ワープ・イワナ』として熱い釣り対象魚となっている。

この水やイワナの帰属をめぐり、清津川が流れる十日町や魚野川が流れる旧塩沢町&湯沢町の間には昔から確執があった。

湯沢や塩沢で釣りをする人間はその辺の先人の苦労に思いをはせて釣りをすべきである。

その清津川でも例年なら5月終わりのシーズン明けになるのだがもう釣れ始めているらしいと噂を地元で聞いた。

次はGW後半に再挑戦の予定。

(このブログの話は基本は事実に基づいていますが湯沢の酒飲みオヤジ風の法螺話も交えてあります。ご了承下さい)


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by ginzanko | 2017-04-30 20:37 | 銀山湖&魚野川釣行記 2017 | Comments(2)