奥只見湖でのトラウトフィッシング

解禁期間:4月21~9月30日
c0232813_1818923.jpg
【対象魚】 イワナ・サクラマス・ニジマス

【銀山湖について】
1961年に完成したダム湖で湛水面積では日本3位の広さを誇ります。

新潟県と福島県の県境に位置しトラウトフィッシングでは開高健の『フィッシュオン』で大岩魚が釣れる湖として広く知られるようになりました。

c0232813_1604986.jpg
【アクセス】

練馬インターから関越自動車道で小出インターまで約2時間30分。

小出インターよりシルバーライン経由で銀山平まで約40分。

合計で練馬より約3時間10分。


関越自動車道の小出インターで降りたあとしばらく下道で走った後に忽然と現れるこの道路標識。

c0232813_23233865.jpg


銀山湖(ダムサイト&銀山平)へ到るには新潟県側からは二通りの方法があります。

昔からロマン派は酷道ルート、実利派はシルバーラインを通るという棲み分けがあったようです。

この道路標識がその分岐点となります。

①酷道352号ルート(2輪車可・冬季閉鎖・6月~通行可)

c0232813_09564234.jpg
標識を直進します。

最初の入りは常識的ですが

すぐにこんな風に

c0232813_09565993.jpg
なんだ余裕じゃねえか・・と思うのもつかの間
c0232813_09570850.jpg
すぐに蛇が這ったようなきついヘアピンカーブが乱打します。

c0232813_09210764.jpg
このルートを選んでしまったことを後悔するようなヘアピンカーブの連続。

現在はガードレールがありますが、銀山湖の黎明期・昭和時代は崖下に転落する『マイカー』が絶えなかったようです。

c0232813_09571954.jpg

そして毎回思うのですが逃げ場の無い道でどのようにして落石に注意すればよいのか?

c0232813_10050817.jpg
こんな道が20kmも延々と続きます。

そして・・

c0232813_09213002.jpg

振り返るとこの風景。


c0232813_09214327.jpg

なんど振り返ってもこの風景。

普段は車酔いしない方でも最後は込み上げるものを抑え込むことでかなりキツくなってくると思います。


酷道の半ばで現れる箸休め区間。




銀山平に到着です。
c0232813_09221250.jpg
ここからしばらくは比較的平坦な道が続きます。


c0232813_765962.jpg
銀山平の桟橋
c0232813_23414191.jpg


皆さんの多くはこの頃にはヘロヘロで釣りどころではないかもしれません。

ですが銀山湖はコマセ禁止ですので到着早々に湖にぶちまけないようにしてください。

酷道ルートだと小出ICから銀山平まで約一時間。

酷道は更に過酷になり福島県側へと続きますが湖釣りの皆さんはここ銀山平が終点です。

渓流釣りの方はその気になれば酷道をさらに進むこともできます。

次は第2のルートであるシルバーラインです。

②シルバーラインルート
(2輪車禁止)


先ほどの分岐の標識を左折します。


まずはメロディーラインに出迎えられます。
c0232813_23263462.jpg

しかし優しい調べに誘われて入口のゲートを潜ると
景色を鑑賞する間も無く、
すぐにトンネルに入ります。
c0232813_23264121.jpg


素掘りの色気がないトンネルが延々と続きます。

トンネル入り口から銀山平まで17km。
ダムサイトまで行くなら22km。

途中で何回かトンネルが区切れますが基本はこの光景がひたすら続きます。

関越自動車トンネルより9キロ長い。
c0232813_23264868.jpg
しかも、このトンネルは高速道路ではない上に舗装にガタがきており、あまりスピードが出せません。

バイクが通行禁止だと言うのもうなずけます。



次第に『ここから出してくれぇ~』になる人もいるでしょう。

酷道よりははるかに快適ですが閉所恐怖の方はキツいと思います。

小出ICからシルバーライン経由で約40分で銀山平に到着します。

そして長いトンネルの終点に忽然と現れる銀山湖。

c0232813_1251572.jpg
【銀山平】

c0232813_19084370.jpg
【銀山湖に流れ込む北の岐川】


どちらのルートでも実に霹靂とする道のりです。

しかし、実はこれ、開高健の世界と下界を完全に遮断する重要な舞台装置なのです。

銀山湖は釣り人の桃源郷。

下界とは連続性があってはならないのです。
c0232813_19082864.jpg
【銀山湖での釣り】
まず、最初に結論を言ってしまいます。

銀山湖はそんなに釣れません。

サイズを問わずツ抜けしようもんなら爆釣の部類だと思って下さい。

河川部は割と釣れますが、湖は・・・・

銀山の釣りは釣法とシーズンに大きく左右されます。

前回はボーズ、今回の釣行もボーズかな・・・と思いきや50オーバーのイワナをゲット。

そんな釣れる、釣れないのビミョーなブレンドが銀山湖の魅力です。

c0232813_8354599.jpg


銀山湖では下記の釣法でトラウトを狙うことが出来ます。

① ルアー
② フライ
③ ムーチング
④ トローリング

c0232813_20591521.jpg

ルアー
湖では解禁当初から5月一杯までの釣法です。

6月以降は流入河川に舞台が移ります。

銀山湖はダム湖なのでオカッパリはあまり現実的な選択肢ではありません。

釣り宿が貸し出すエンジン船からの釣りがメインになります。


フライ
銀山湖ではフライはあまり釣れないと囁かれているせいか流込み以外ではフライマンは滅多に見かけません。

銀山湖の流れ込み、下流の大鳥、また各流入河川では盛んな釣法です。


ムーチング
ムーチングとはワンド内などに船を係留しワカサギを餌にしてトラウトを狙う釣りです。活き餌だから場所さえ間違えなければ釣果はお墨付きです。


レイクトローリング
レイクトローリングは鉛が入ったラインでルアーを深いレンジに沈め、エンジンボートで引っ張る釣りです。

ルアーロッドを船べりに固定しクルーズする感じです。↓



c0232813_08030189.jpg

【大物への近道・レイクトローリング

単刀直入に言うとこの湖での大物釣果の8割はレイクトローリングによるものです。

ルアーキャスティング、フライによる釣りは湖に限定すると5月一杯がシーズンです。

実質的に1ヶ月しかないシーズンでは釣果は限られます。

その一方で、レイクトローリングはシーズン開始から9月まで目一杯楽しめます。

何故ならばレイクトローリングではレッドコアラインでルアーを魚のステイする層にダイレクトに流せるからです。

だから、晩春はおろか真夏のピーカンでさえ釣れる。

このアドバンテージはとてつもない大きい。



c0232813_09103792.jpg



朝マズメはルアーキャスティングやフライ。陽が昇ったらレイクトローリング。

これで素晴らしく充実した銀山ライフを送ることができます。



まあ、結局はどうやったってレイクトローリングが好きな人間が書いてるブログなので、最終的にはレイクトローリングをおすすめする結論にしかなりません。サーセンwww


c0232813_06234437.jpg
          【満水の銀山平】




【銀山平流れ込みでのオカッパリ】
c0232813_22360953.jpg
銀山平は銀山湖で唯一、比較的手軽にオカッパリができる場所です。

釣れる魚の9割は放流虹鱒です。

ここは解禁から定期的に虹鱒が放流されるので夏でもポツリポツリ釣れます。

定員は常に3人ほどで競争率が高いポイントになっています。



c0232813_23371495.jpg
   【減水で遠浅の銀山平】

ここは水位によってはムチャクチャ遠浅で釣りにならない時があります。

遊覧船乗り場から水位が確認できます。(インレットにいきなり入ると状況が把握できない)



c0232813_10451153.jpg
【虹鱒じゃなくて銀山イワナを釣りたい❕

5月を過ぎ、湖のルアーやフライのシーズンは終わってしまった。

船舶免許もねえし、レイクトローリングは後回しだ❕

どうしてもルアーやフライで銀山イワナを釣りたい。虹鱒じゃ嫌だ❗

いう方。


6月以降に銀山を訪れるあなたには

①6月下旬以降の銀山湖への流入河川

②銀山湖下流の大鳥ダム

をお勧めします。
c0232813_22483347.jpg
銀山湖への流入河川、銀山湖下流にある大鳥ともに河川なのでボート無しで釣ることができます。


ルアーやフライで禁漁まで楽しめます。


c0232813_09122284.jpg

【中荒沢@銀山平】

①まず、各流入河川ですが結構釣れます。魚影も濃い。

そして雪が多い土地柄、シーズン開始が遅い。雪どけ水が落ち着く7月が幕開けです。

7月に入って真面目に釣れば坊主は普通ありません。

しかし、大きい魚は秋口までは湖にいるので川で釣れる魚のサイズは小さめです。
c0232813_09122947.jpg
7月~9月の大雨で水量が一気に増すと湖から支流に遡上する個体がいるようです。

ただし、8月に入ってから銀山に来る方はアブに対峙する覚悟と準備が必要です。詳しくはこちら↓


c0232813_20312066.jpg

②銀山湖下流にある『大鳥ダム』は50オーバーの大イワナ、大ヤマメが釣れることで有名な大型の渓流です


2011年には75cmの岩魚が釣れています。
c0232813_08582898.jpg
   【2011年に釣られた75cmのイワナ(奥)】

銀山湖から発電放水の際にワカサギが下流の大鳥(只見川)に流下します。

そのワカサギをトラウトたちが飽食するため通常の渓流ではあり得ないサイズまでトラウトが成長できると考えられています。

ただし、大鳥に個人が車で乗り入れることは出来ません。

何故ならばダムサイトから大鳥へ通じる道は電源開発の管理道路だからです。

ダムサイトにある釣り宿が釣り場まで送迎しています。
c0232813_23145533.jpg

【船舶免許の重要性】

とは言え、多くのアングラーの登竜門は銀山湖です。

岸からでも楽しめる自然湖とは違い、ダム湖である銀山湖をエンジン船で攻めるのはmustです。

何しろ湛水面積で日本3位の広さを誇るダム湖です。

五万円で取得できるものなので持っていて損はしません。

湖川専用の船舶免許は講習半日、実地試験半日で取得出来ます。


広大で、神秘的、ワンドが複雑に入り込んだ銀山湖はまるでトラウトフィッシングのテーマパークのような場所です。

エンジン船でこそ触れることが出来る世界がそこにはあります。

ぜひ肌で感じてみてください。

c0232813_00173574.jpg

【遊漁券】
券は銀山平の船宿などで購入出来ます。
日券 1080円


c0232813_10451153.jpg
【食事】

銀山平周辺にはコンビニ、ガソリンスタンド等はありません。

以前は銀山平に売店がいくつかありましたが2016年をもってほぼ全滅してしまいました。

c0232813_22480877.jpg
銀山平では(宿に宿泊しない場合は)飲み物の自動販売機&温泉くらいしか利用できないと言う認識でよいと思います。

銀山平に入る方は下界のコンビニで昼食などを買うことをお勧めします。

一方でダムサイトには釣宿&ドライブイン&売店があります。


ガソリンタンクのひと目盛り分くらいはガソリンを残しておきましょう。(小出市内を出るとガソリンスタンドはありません)



c0232813_16162326.jpg
【銀山平・白銀の湯】



まとめ
銀山湖を訪れたいと思われたのなら、ぜひとも一度はその魅力をベストな時期にベストな釣り方で触れてみてほしいなと思っています。

私自身も魚野川での渓流のルアーやフライを嗜みつつも『銀山』の世界にドはまりしてしまいました。

確かに銀山は成魚放流がメインの湖ほどは釣れません。

何回か来れば1回くらいはボーズを喰らいます。

『銀山は雰囲気込みの湖だからね・・・』と釣り人が言うくらいです。

釣果だけを重視するなら釣れる湖とは言い難い。

しかし、釣れたときの歓びはひとしおです。

特に稚魚から銀山湖で50オーバーまで成長した大イワナには凄いオーラがあります。

c0232813_19171086.jpg

銀山湖の世界は面積や規模だけではなくもちろん釣りの哲学的にもほんとに広くて深くて、一生かけても探求しつくせないでしょう。

初めて銀山を訪れる皆さんが夢の大イワナと出会え、そして素晴らしい銀山の世界に足を踏み出せることを願っています。

銀山のシーズン表

c0232813_15255698.jpg


今後の記事作成の参考にしたいと思いますので役に立ったと思ったら拍手クリックをお願いします。



web拍手 by FC2









[PR]
by ginzanko | 2017-04-08 20:32 | 銀山湖 魚野川釣りガイド | Comments(0)